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地方におけるIT活用は4つの意味で重要です。

地方におけるIT活用は4つの意味で重要です。

 

富士見町IT推進協会の雨宮です。

「地方はどうITを活用すればいいのか」…というテーマは、地方にとって4つの意味で重要です。

 

一つ目は、ITを通して地域内の商品やサービス、さらにはまだ知られていない商材を広く全国に・世界に伝えることができる、とても重要でとても効果的な手段だということです。ホームページやブログ、最近では Facebook や twitter なののソーシャルメディアを利用することで、これまでの近隣商圏を超えて商売やビジネスを展開できるようになります。

 

二つ目は、地域社会のインフラとしてITが活用できるということです。地域社会はこれまで、Face to Face の直接対面を中心にした関係が中心でしたが、その中でITをうまく活用することで煩雑だった手続きを簡素化・効率化できたりします。これは Face to Face の対面的関係を否定するものでも置き換わるものでもなく、補完するものです。

 

三つ目は、ITに関係する業務は、今後、地域社会の産業を担う可能性をもっているということです。例えばプログラム開発などのIT関連業務は、基本的に場所を選びません。地方にいたとしても都市部と同じ環境で作業することができますので、IT関連業務が増えることで地方に移り住む人を増やせる可能性もあります。

 

四つ目は、ITリテラシーの向上が10年後の地方を左右するということです。今後、今まで以上に、ITのスキルや、ネットを利用した他の地域の人とのコミュニケーションが重要になってくることは間違いありません。ITを活用できるかどうかによって地方間の競争が広がってくるでしょうし、その競争の範囲は国内にとどまらずに世界まで広がります。実際、IT技術者に関して言えば、これまで国内で処理していたものを人件費の安い海外にシフトさせる動きが起き始めています。ですから地方の人材育成という観点で見ても、ITは非常に重要な位置づけになります。

 

私たち富士見町IT推進協会は、これからの活動を通して上記の4つのポイントにおいて、地域社会発展のために尽力できたらと考えています。

 

どうぞみなさま、末永くよろしくお願いいたします。

 

(雨宮伊織)